コラム:ギリシャ神話におけるプロメテウス
2013年12月12日 日常
ずっと戦績だけ書いててもアレなので、コラム的なものもやってみる。
もうすっかりお馴染みとなったテーロスブロックのカード。
ギリシャ神話がモチーフとなっていることはご存知かと思われます。
今回はその中の一つ《永遠の炎のタイタン/Titan of Eternal Fire》のモデルとなった「プロメテウス」についてのお話。
なにぶんギリシャ神話というふるーいお話なので現在の感覚だと「?」となる部分もありますが、そこについてはご勘弁を。
プロメテウスはティターン神族とよばれる一族で、エピメテウスという弟がいました。
彼らの上司(?)であるゼウスが世界を創造した後、彼らに生命を創るよう命じました。
エピメテウスはさっそく様々な動物達を創り上げました。
その後動物達よりも高い知性を持つ生命を創ろうとしましたが、うまくいきません。
そこでプロメテウスが粘土で人型を作り、「人間」を創造しました。
ところが、エピメテウスが動物達を創る際に神々の贈り物である硬い爪、鋭い牙、
大きな翼、強靭な脚力などを全て与えてしまっていたため人間達には何も与えられませんでした。
これを不憫に思ったプロメテウスはゼウスに、人間に「火」を与えることを提案します。
火があれば、暗闇でも灯りを点し、暖を取ることができ、食肉を焼くこともできると考えた訳です。
しかし、ゼウスはこれに反対しました。
それでもプロメテウスは諦めず、ついにはヘパイストスの炉から「火」を盗み、
それを人間に与えました。
これにゼウスは激怒し、山にプロメテウスを磔にして鷹に肝臓を喰らわせる罰を
与えます。
プロメテウスは不死であるため、肝臓はその日の内に再生し、何日も激痛に苛まれる
ことになりました。
一説にはこの罰は3万年もの間続いたとも言われているそうです。
牛を捌いて人間の分け前をどちらにするか、という話もあるのですがここでは割愛。
話をMTGに戻すと、《永遠の炎のタイタン/Titan of Eternal Fire》の効果がまさしく
「人間に火を与える」能力になっていますね。
名前の「タイタン」も、ティターン一族であることに由来すると思われます。
また、「プロメテウスの火」というのは人間の力では制御できないほど強大でリスクの大きい科学技術(原子力など)の比喩表現として使われることがあるそうです。
これもフレイバーテキストにぴったり合致する内容になってます。
自分自身、かなりにわか知識でこの文章を書いたのでツッコミどころはたくさんあるかと
思いますが、ちょっとでも興味を持って頂ければ幸いです。
もうすっかりお馴染みとなったテーロスブロックのカード。
ギリシャ神話がモチーフとなっていることはご存知かと思われます。
今回はその中の一つ《永遠の炎のタイタン/Titan of Eternal Fire》のモデルとなった「プロメテウス」についてのお話。
なにぶんギリシャ神話というふるーいお話なので現在の感覚だと「?」となる部分もありますが、そこについてはご勘弁を。
プロメテウスはティターン神族とよばれる一族で、エピメテウスという弟がいました。
彼らの上司(?)であるゼウスが世界を創造した後、彼らに生命を創るよう命じました。
エピメテウスはさっそく様々な動物達を創り上げました。
その後動物達よりも高い知性を持つ生命を創ろうとしましたが、うまくいきません。
そこでプロメテウスが粘土で人型を作り、「人間」を創造しました。
ところが、エピメテウスが動物達を創る際に神々の贈り物である硬い爪、鋭い牙、
大きな翼、強靭な脚力などを全て与えてしまっていたため人間達には何も与えられませんでした。
これを不憫に思ったプロメテウスはゼウスに、人間に「火」を与えることを提案します。
火があれば、暗闇でも灯りを点し、暖を取ることができ、食肉を焼くこともできると考えた訳です。
しかし、ゼウスはこれに反対しました。
それでもプロメテウスは諦めず、ついにはヘパイストスの炉から「火」を盗み、
それを人間に与えました。
これにゼウスは激怒し、山にプロメテウスを磔にして鷹に肝臓を喰らわせる罰を
与えます。
プロメテウスは不死であるため、肝臓はその日の内に再生し、何日も激痛に苛まれる
ことになりました。
一説にはこの罰は3万年もの間続いたとも言われているそうです。
牛を捌いて人間の分け前をどちらにするか、という話もあるのですがここでは割愛。
話をMTGに戻すと、《永遠の炎のタイタン/Titan of Eternal Fire》の効果がまさしく
「人間に火を与える」能力になっていますね。
名前の「タイタン」も、ティターン一族であることに由来すると思われます。
また、「プロメテウスの火」というのは人間の力では制御できないほど強大でリスクの大きい科学技術(原子力など)の比喩表現として使われることがあるそうです。
これもフレイバーテキストにぴったり合致する内容になってます。
自分自身、かなりにわか知識でこの文章を書いたのでツッコミどころはたくさんあるかと
思いますが、ちょっとでも興味を持って頂ければ幸いです。